2018. 01. 14.
東京オートサロン
【東京オートサロン2018】元F1王者、ジェイソン・バトンGT500の抱負
昨年GT500の第6戦鈴鹿1000㎞にスポット参戦したジェイソン・バトンが今年、2018年はGT500に参戦するのでは?という憶測はあった。昨年、鈴鹿サーキット場で元F1王者のジェイソン・バトンの走りを見た時の印象は強い。
そして、GTレースファンの多くの人達が待ち望んでいたように、今シーズンはフル参戦で、ジェイソン・バトンがGT500のチームで走ることになった。
しかも当然チームはホンダだと推測はしやすいが、どのタイヤメーカーと組むかが非常に気になっていた。
しかし蓋を開けてみると、実績豊富なブリジストンと組むことになった。
GTレースは、タイヤ戦争と言っても過言でないくらい、タイヤメーカー各社がしのぎを削って参戦している。
初フル参戦のジェイソン・バトンにとっては非常に魅力的なチームで参戦することが出来る。
結果を残しやすい、残していくのに適したホンダのチームに引き抜かれたのは理想的だ。
今年チームを一緒に走っていくドライバーは、山本尚貴選手。昨年はドライバーズランキング7位だったが、ホンダ陣営の中では、最上位チームだったので、今期は優勝候補の1チームとして期待したい。チームKUNIMITUから参戦する。
ジェイソン・バトンを誘ったのは、ホンダ陣営の山本部長との話をインタビューでも話していたが、まさか山本選手と走るとは。
ジェイソン・バトンもインタビューで、「実績の豊富なチームで走れるのは優勝に近い、また山本選手の豊富な経験を活かして、結果を出していきたい。
ただ、F1と全く違うこのGT500は、また非常に難しいドライビングになる。F1の世界に16年もいて、そこでは私の経験は豊富で、多くの情報を持っているが、GTレースは人生初めての経験。
これから色々勉強していきたい。
まずは、レースまでは体のコンディションを整えていく」
しかも、ジェイソン・バトンと山本尚貴選手の身長差は20㎝もあるので、シートポジションの設定が大変でタイムロスが出るのは?
と思いがちだが、山本選手がインタビューでも答えていた。
「私が、足を伸ばして、ジェイソンの足を若干短くしてくれて、我慢してくれれば、何とかシートポジションは変更せずにいけるはずだ!
しかも、我々の相性の良さは、マレーシアで初めて会った瞬間のF1王者のジェイソンの爽やかな笑顔のあいさつで、分かった!」
「彼のナイスガイな性格と我々の相性の良さを考えたら、十分に戦っていけるチームだ」
今シーズンのジェイソン・バトン、山本コンビの入賞、あるいは優勝に期待したい!