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テストドライブ:2016年新型「ポルシェ911
カレラS」

テストドライブ

2016. 11. 07.

2016. 11. 07.

テストドライブ

テストドライブ:2016年新型「ポルシェ911
カレラS」

今回のポルシェは、内装がとても格好良くなったが、外観の見た目はそれほど変わらない新型911カレラSをテストドライブ。

photo01

今回は赤いポルシェだ。リアランプの形状も凹凸が出来て、前回モデルよりリアから見たときのインパクトが出たが、一般素人の人は気が付かないレベルだ。
最近は、ランプ関係がLED化することで、メーカー別で様々な斬新な形状のランプを見かける。フロントラインでいくと、ベンツのSシリーズやCシリーズのシェイプは魅力的だ。
フロントフェイスのエアーダクトの巨大化、エンブレムのインパクトと同時に夜走っている時のLEDランプの使い方の工夫で恰好よくも、悪くも見える。但し、各メーカースリムなラインの印象を与えるランプが多い。

ドイツのアウトバーンで、一気に後ろから抜いていくシーンを想像するとやはり、フロントのライトと抜き去った後のリアランプのインパクトは重要だ。

ところで、今回最も話題になったポルシェのエンジンだが、ダウンサイジング、エンジンでターボ化、水平対向6気筒、3リッターツインターボ。420PS。

前回モデルの自然吸気3.8リッター400PSを20Pアップした。
この20PSのアップをどう体感できるのかが楽しみだ。
エンジンの20PSだと、エンジンのCPUチューニングレベルでも十分でないかと感じる。
実際にドイツのエンジンCPUチューニング会社のデジテックが有名だが、ポルシェのエンジンをCPUニューニングすることで、エンジン音や低速でのトルクやエンジンレスポンスの伸びなどを体感出来るレベルが価格の割にすごいと思う。http://www.digi-tec.jp/

 

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今回は、PDKスポーツプラスモードで、100㎞まで4秒を切る。車は確実に速いが、重要なのは、その速さをどう体感出来るかが重要だ。
このエンジンがどんなフィーリングでレベルアップしたのか非常に興味津々だ。


photo02

今回から、ステアリングホイールにスイッチが設計され、右手でドライブモードの切替えを手元で簡単に出来るようになった。
個人的には、そんなに頻繁にドライブモードの切り替えをする必要がないので、ステアリングホイールにわざわざスイッチをつけず、今までと同じマニュアルシフト回りで十分ではないかと思った。

但し、非常に遊び心ある面白い走行モードであり、右手でスイッチ真ん中のボタンを押すと、超速の追い越しモード「スポーツレスポンスモード」がONになるのは魅力的だ。

前の遅いクルマたちをごぼう抜きできるターボモードだ。まるで、ゲーム感覚。
時間にして、20秒、計器盤に20秒からカウントダウンが始まる。
20、19、18、17、16・・・・・・・5,4,3,2,1・・・君は何台車を抜けるか?と挑戦されているようだ。

photo03

追い越しモード、スポーツレスポンスモードがくせになると、高速道路で、車を抜くたびに使ってしまう。
また、今回の新設計「ステアリングホイール」はかなり高級感もあり、運転席に座るとやる気にさせてくれる演出は良い。さらに、ステアリングホイールは、実際に手で握った時のフィーリングが非常に重要だ。しっくりくる感覚が、運転している時の車に対する信頼感にもつながる。

今回のステアリングホイールは前回よりもフィーリングがかなり良くなった。


今度は、実際に走行してみる。

ゆっくり走っている中でアクセルを緩めると、『ノーマルモード』ではアイドリングに落ちて惰性走行する。
クラッチが自動でつながってしまって、100km/hになった時には7速トップで1,800rpmになってしまっている。

あまりにもエンジンが低回転過ぎて、アクセルを踏んでも加速せず、イラッとしてしまった。勝手にシフトを上げたり、下げたりするなと、ブツブツつぶやく。
全然、スポーツカーに乗っている感じがしないではないか!と。

そこで『スポーツ』に切り替えてみると、6速に落ちて2,200rpmになる。
これでも、ダメだ。満足できない。

今度は『スポーツ+』にしてみる。
エンジンが唸りを上げて4速まで落ちるが、それでもたったの3200rpmでしかない。

やはり、スポーツカーはエンジン回転数を常に調整して走りたいものだ。
カレラSのレッドまでの回転数が7,500rpmだとしても、やはり4,000rpm~
4,500rpmくらいで常に回転数を維持して街中を走りたい。

イラッとしたくないので、やはりマニュアルモードにして走るのが良いと感じた。そこからはずっとマニュアルモードでシフトのアップ・ダウン。
これでスポーツカーに乗っている感覚を再現。

しかもマニュアルモードのシフトチェンジの際のシフトのアップ・ダウンは、ポルシェGT3のシフトのアップ・ダウンと同じ向きになっているのも特徴だ。

エンジンフィーリングは、ターボを感じさせない軽やかな吹き上がり。
ただし物静かなエンジンの印象なので、爆音を思いっきり楽しみたい方には、カレラSはオススメできない。

街中で自然と速く、目立ちながら静かに走りたいドライバー向けで、自分の運転するエンジンの爆音を聴きながら、シフトアップ、エンジンブレーキなどのサウンドを楽しみたい方は、新型ボクスター(718)スパイダーをオススメする。
カレラSと同じエンジンを積みながら、2シーターのオープン。
ドライビング時のサウンドなど演出効果は高い。


【カレラSの特徴】

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4,499×1,810×1,295mm

都内の立体駐車場1,850㎜には、ギリギリ入るが、バックモニターがない場合はホイールを擦る可能性があるので、あまりお勧めしない。
平置き駐車場のある場所をお勧めする。

ホイールベース:2,450mm
車重:1,460kg(DIN)
駆動方式:RR
エンジン:3リッター水平対向6 DOHC 24バルブ ツインターボ
トランスミッション:7段AT
最高出力:420ps(309kW)/6,500rpm
最大トルク:51.0kgm(500Nm)/1,700-5,000rpm
タイヤ:(前)245/35ZR20 91Y/(後)305/30ZR20 103Y(ピレリPゼロ)

ピレリPゼロとのタイヤとの組合せは非常に良い。

燃費:7.7リッター/100km(約13.0km/リッター、NEDC複合モード)
価格:1,584万1000円。

写真の場所は、ポルシェセンター高崎・前橋
http://www.porsche.co.jp/dealers/takasakimaebashi/

スタッフの皆さん気さくで、とても親切なので、ぜひお立ち寄りしてみてください。
もし、この記事を読んで、営業の方など紹介して欲しい場合は、カリフにお気軽にお問合せください。

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