2017. 03. 23.
スーパーカーのある生活
17年間で1983台生産
ランボルギーニ カウンタックが生み出した悪魔とは?
「カウンタック」の名前がどういう意味かをご存知の読者は、かなり車に詳しいと言えるだろう。
カウンタックは、イタリアの北西部ピエモンテ地方の「おやおや」という感嘆詞からつけられた名前なのだ。
当時のランボルギーニ社は経営状況がかなり厳しかった。
そのためプロトタイプのLP500を生産モデルの「カウンタック LP400」にまで設計していくのに非常に長い時間を必要とした。
特に設計家のパオロ・スタンツァー二は、カウンタックLP400をサーキット用の車として仕上げず、あくまでGTカー、またはプロではないが運転が上手いアマチュアクラスをターゲットとして、この車を設計した。
テーマは「日常的に運転が出来る高性能なスポーツカー」。
17年間で1983台も生産された長寿命なスーパーカーLong-life supercar that was produced in 1983 units in 17 years
カウンタック LP400は、1973〜1990年までの約17年間生産された。
合計1983台はこの17年間で生産されたことになる。
1台のスーパーカーとしては長寿命だ。
ちょうど日本でもスーパーカーブームだったことも後押しして、このランボルギーニ カウンタック LP400は一躍有名になった。
同時期に生産されていた「ランボルギーニ エスパーダ」「ランボルギーニ ハラマ」「ランボルギーニ ウラッコ」「ランボルギーニ ジャルパ」を知る人は少ないが、「ランボルギーニ カウンタック LP400」と言えば知っている人が多いだろう。
この長寿命のランボルギーニカウンタックは、様々な派生モデルを作りながら、あの悪魔のディアブロを1990年から生産開始するきっかけとなったのだった。