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2019.11.20

『ラ・ドルチェ・ヴィータ』
全てが新しいフェラーリ・ローマ

フェラーリの名牝、その名もローマ

2019年11月13日。
フェラーリが新たなグランドツアラー「フェラーリ・ローマ(Ferrari Roma)」を発表した。
いつの時代も変わらない美しいプロポーションに加え、最高速度は320km/h。0-100km/hまでの加速が3.4秒という鮮烈なパフォーマンスだ。

さらに発表会ではフェラーリ・ローマは「2+」クーペと発表された。通常のクーペは「2+2(前後2席の計4席)」だが、フェラーリ・ローマの後部座席はかなり狭く見える。「子供なら乗車可能かもしれないが……」と感じることから、あくまで荷物置きとしてスペースとして「2+」と表現したようだ。それが新世代のフェラーリを象徴するモデルという声もあるが、なるほどフェラーリ・ポルトフィーノのクーペバージョンという位置付けにしてはデザイン的には大きく異なっている。
「時代を超越したエレガンス」「ラ・ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」というフレーズは、戦前のイタリア・ローマの気ままで楽しい生活スタイルを表現しているそうで、日本で言えば大正ロマンの雰囲気だろうか?

特筆すべきはエンジンと優れた安全性

様々な機能のうちでも特筆すべきはフロントミッドシップレイアウトによる走行時の安定性と、安全性に優れたパッセンジャーセルの導入にある。

エンジンにはインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを4年連続で獲得したV8ファミリーの1つV8ターボを搭載。同型エンジンを採用したフェラーリ・ポルトフィーノと比較した場合、フェラーリ・ローマが最高出力では上回る点に、ボディとの相性の良さが感じられる。

さらにトランスミッションには先日日本でも披露されたフェラーリ・SF90ストラダーレに導入された新型8速DCTギアボックスを採用し、車体各部のデザインにもオリジナルデザインが見受けられる。ドライバー及び同乗者ファーストを前面に出したコックピットも近未来的なデザインが自慢だ。

優雅なデザインと優しい乗り心地は、フェラーリのエンブレムである跳ね馬に例えれば、競走馬としても繁殖馬としても高い能力を持つ名牝のイメージといえる。奇しくも11月といえば我が国の牝馬重賞体系「グランダム・ジャパン」が佳境に入る時期だ。グランダム・ジャパンのサブテーマは「ロジータふたたび」、フェラーリ・ローマがモータリゼーション業界に問いかけるテーマも、名牝復活の時代なのだろう。

フェラーリ・ローマのボディサイズは全長4656×全幅1974×全高1301mm。
重量1472kgはロジータ3頭分である。

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