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2018. 06. 13.

MT車のギクシャクを無くす
シビック タイプRのレブマッチング機能

MT車の操作

マニュアルトランスミッション(MT)の醍醐味といえば、スムーズなギヤチェンジや滑らかに加減速を繰り返しスピードを味わいながら自由自在に車を操ることやその時のエンジンを楽しむなどが挙げられる。
しかし、スポーツカーや商業車などでもAT車が当たり前になった今、誰でもギヤチェンジやハンドリングなど上手に操れるとは言えない。クルマの動きがギクシャクしてしまいストレスになるなど、むしろ難しいと感じる人も多いのではないだろうか。

MT車で滑らかで鋭い加速を出してスムーズな走りにするには、クラッチとシフトレバー、アクセルペダルをテンポよく、的確なタイミングで操作する必要がある。
この操作に慣れてくると、その操作自体が運転の醍醐味に変わることもあるが、慣れないうちは、それぞれベストなタイミングで操作できず、クルマの動きがギクシャクしてしまいがち。
運転が上手なドライバーは、意識的にアクセルペダルを少し踏みこみ、エンジン回転数を上げてから、クラッチをつなぐなど、シフトダウンをするときのシフトショックをやわらげることもできる。また、ヒール・アンド・トゥというドライブテクニックは、減速のシフトダウン時にエンジンの回転数を合わせるために用いている。

 

レブマッチング機能とは?

レブマッチング機能とは、シフトチェンジをする際に、変速後のギヤに最適な回転数になるよう、エンジン回転数を自動制御するシステムのこと。
具体的には、アクセルを踏み過ぎて回転数が増え過ぎるとクラッチを踏んだ瞬間にガクッとピッチングする。このような心配がなく、加速時にドライバーのクラッチ操作が遅れても、回転数を落とすことなく、ギヤにマッチしていくので、スムーズなギアチェンジが可能である。

制御システムのメカニズム

ホンダでは、シビック タイプRに搭載され、「レブマッチシステム」と呼ばれている。
制御は、クラッチペダルのストロークセンサー、トランスミッションのニュートラルポジションセンサーと回転数センサーを使って、車の走行状態やドライバーの操作を繰り返し検知して、変速時の操作もシステムが認識する。そのときトランスミッションの回転数の状態から、シフトダウンかシフトアップかを検出し、適切にエンジン回転数を合わせてくれる。1速から3速へシフトアップ、逆に4速から2速にシフトダウンといった操作でも、システムがエンジン回転数を制御してくれるので、なめらかな変速になる。

 

あなたはマニュアルを楽しむ?それとも楽にする?

レブマッチング機能は、決して新しい機能ではなく以前から実用化されている。
2008年に登場したフェアレディZ(Z34)では、6速マニュアルトランスミッションにシンクロレブコントロールという機能が搭載されていた。
これは、それまでAT車だけに採用されてきたシンクロレブコントロールを、世界で初めてMT車に採用したということで話題となった。
近年では、ポルシェを始め、BMWやシボレーなどでも採用されている。
このレブマッチシステムのおかげで、MT車に慣れていなくても、ギヤチェンジに悩むことなく、ホンダのスポーツカーの魅力であるダイナミックなドライビングを楽むことが出来るようになった。

レブマッチング機能があれば、エンジンの回転数を合わせる操作をコンピュータが行ってくれるので、難しい技術の習得は要らないが、”難しい操作を習得して、クルマを早くスムーズに走らせたい”というドライバーは多い。何度も練習をして上手くMT車を運転できるようになるか、それとも楽に速く運転するか、どちらを選ぶかはいまやユーザー次第である。

引用元: carviewCARIFEニュース一覧へ