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2020.09.14

ジープ 新型「グランド・ワゴニア コンセプト」をオンラインで発表

フィアット・クライスラー・オートモービルズのジープは9月3日に新型プレミアムSUV「グランド・ワゴニア・コンセプト」を発表した。

初代のワゴニアは1962年に発売され、発売当時SUVとして悪路な路面を走行できることが主眼とされていたなか、その走破性に「快適な乗り心地」を加える先駆けにもなった一台だ。
グランド・ワゴニアとなってからは当時のデザインとして角張ったフォルムとサイドパネルの木目や5900CCの大排気量が特徴的で、今現在でも台数は少なくなってしまったがクラシックカーとして一部のファンからは根強い人気のある車だ。
この角張ったフォルムや木目のパネルを見ると、日本でもカントリースタイルの車が流行り、多くの国産メーカーがそのデザインを採用し発売していた時を思い出す人もいるのではないだろうか。

個人的には日産のY30Y31セドリック・ワゴンの木目のパネルを採用した車が、当時サーファーを中心にボードを積むことができ、アメリカンなデザインがサーファー達のなかで人気を博していたことを連想させる。

少々余談ではあるが中古での販売台数は少ないがジープ グランド・ワゴニアは、高いものでも200万弱で購入が可能。年式からくる劣化や生産廃止しているため部品の入手は困難だが、当時の車を購入することでアメリカンな車を所有しているという一種のステータスとして自慢をすることができるオススメの一台だ。

オリジナルを残したエレガントな一台

街なかで走るジープは従来の角張ったデザインから曲線的な流れるデザインのものが多く、その一台一台は洗礼されたフォルムとして魅力的なことは事実だが、本来SUVは角張ったデザインこそSUVらしい悪路を走る姿を連想させるものだと思う。

そんな中で「グランド・ワゴニア コンセプト」は、時代の流れにあったデザインでありながらも、SUVらしいフォルムを取り入れ「グランド・ワゴニア」のオリジナルのデザインを活かした一台となっている。

フロントデザインにはジープブランドとも言える「セブンスロッドグリル」を採用しており、LEDラインを装備する事で「WAGONEER」のエンブレムも上品に仕上がっている。

歴史と未来の共存

ワゴニアが発売された当初はクラシックなアメリカンな車であり、SUVらしく悪路を走ることに特化した車だったが、グランド・ワゴニアに関しては、SUVでありながら快適性にも重点を置き開発された車なだけあって、外見や内装にもこだわりかつ抜群の走破性をもったまさにプレミアムSUVというコンセプトで発売された。

そして今回発売さ発表された「グランド・ワゴニア コンセプト」は、そのワゴニアの発売から現在までの歴史と未来(最新の技術)を詰め込んだ一台といっても過言ではないだろう。

FCAグループジープブランドのデザイン部門トップのラルフ・ギルスはグランド・ワゴニアについて以下のように説明している。

「グランド・ワゴニア コンセプトは、オリジナルからインスピレーションを得ながら、そのラグジュアリーさと自由を現代風にアレンジしています。時代を超越したシルエットとエレガントなフォルムを目指し、無数の美しいディテールを組み合わせました。結果的に存在感のあるデザインになったと自負しています」

また従来のワゴニアのガソリン車から、今後数年間のうちに全てのモデルに電動化オプションを提供するというジープブランドの計画に沿って、パワートレインは「プラグインハイブリッド(PHEV)」の導入される予定のようだ。

グランド・ワゴニア コンセプトの市販モデルは北米で2021年に販売予定となっており正式なスペックなどは現状不明な所も多い。
しかし他地域での発売予定は現状未定ではあるが、正規に日本で発売されることになれば間違いなく人気を博す一台になるだろう。

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