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2019.04.26

ポルシェジャパンが718ケイマンGT4クラブスポーツを発売

ポルシェジャパンが4月5日にサーキット専用車「718ケイマンGT4クラブスポーツ」の販売を開始した。

ポルシェが初めてミドシップのケイマンをベースに開発したオーナー向けのレーシングマシンが初代の「ケイマンGT4クラブスポーツ」である。そのデビューから3年、ベース車両が981から718へと進化したことを受け、レース仕様も2代目ヘと進化した。

スペックは、3.8L水平対向6気筒ユニットは先代比+40馬力の425馬力を発揮。ドライバーの背後に搭載されている。この出力は、6速PDKと機械式リアデフを通じて後輪を駆動する。

軽量なマクファーソンストラットで、強大なパワーを受けとめるブレーキには380mm径のスチール製ディスクを装備。これはフロントサスは911 GT3と同じ仕様となっている。

 

また、溶接ロールケージやレーシングバケットシート、6点式シートベルトなどを装備しつつ、重量は1,320kgまで抑えられた。さらに、左右ドアとリアウイングは、プロダクションレーシングカーとして初めての天然繊維コンポジット製となっている。天然繊維のコンポジットはカーボンと同等の特性だ。

他にも、離レースに適した115リッターの燃料タンク、3段階調整式のショックアブソーバー、長距前後ブレーキバランスシステムなどを装備した「コンペティション」と、SRO主催のブランパンGTシリーズのFIA GT4カテゴリー等へ参戦するためにSRO規格に準拠したダンパーやカーボン製ボディパネルなどを装備する「FIA GT4」が用意されている。

ポルシェジャパン主催のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)参戦も前提とされた仕様で、PSCJには718ケイマンGT4クラブスポーツのためにGT4クラスが新たに設けられ、ニューモデルでの参戦は6月16日の第5戦(富士スピードウェイ)から可能となる予定で、レースカーに続き、公道仕様のGT4も間もなくデビューするとみられる。

税込価格はコンペティションが2361万9600円、FIA GT4が2714万400円。

引用元: carviewCARIFEニュース一覧へ