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マクラーレン・オートモティブは、昨年末にイギリスで発表したオープントップの「720S スパイダー」を日本で初披露した。
車速50km/h以下なら走行中でも11秒程で開くリトラクタブルハードトップ(RHT)はカーボンファイバー製になっている。また、オプションで、スイッチひとつで半透明から透明まで透過レベルが調整可能な「エレクトロクロミック・ガラス」ルーフも選択可能となっている仕様だ。

ベースとなるのは、もちろんマクラーレンの中核となる“スーパーシリーズ”クーペの「720S」。
ボディは「モノケージII-S」というカーボンファイバー製モノコックシャシーを採用し、横転時の乗員保護サポート構造を一体化している。オープン化に伴って気になる重量は、クーペボディに対して追加補強を行う必要がなかったため、クーペと比べてプラス49kgと最小限に留められている。

パフォーマンスもクーペとほとんど同等のレベルを発揮する。
ミッドに搭載されるパワーユニットに変更はなく、4.0L,V型8気筒ツインターボに7速DCTの組合わせで、最高出力はモデル名にもなっている720ps、最大トルクも770Nmのまま変わらない。結果、0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は341km/hとクーペと同じで、オープン時は325km/h。0-200km/h加速は、たった0.1秒遅いだけに留まっている。

インテリアは、「スタンダード」「パフォーマンス」「ラグジュアリー」という3種類のトリムが用意され、「ベリーズ・ブルー」と「アズテック・ゴールド」という新色を含むボディカラーも全23色から選択可能となっている。
上質なレザーやカーボンファイバー製トリムを使った素材も注目点だ。

機能面では、「コンフォート」「スポーツ」「トラック」という3つのドライビングモードを搭載。それらを駆使して、浜辺のクルージングから本気のサーキット走行まで幅広く楽しめる多用途な仕様となっている。

ディヘドラルドアは、大きく斜め前に跳ね上げる、スパイダーのために新たにデザインされた10本スポークの鍛造20インチホイールや視界の良さを生み出す細いAピラーのほか、リアのガラスセクション「フライング・バットレス」など、マクラーレンらしい新世代スポーツカーとしての魅力を十分に備えた720S スパイダーと言えよう。

日本での納車開始は3月を予定している。
価格は3788万8000円からと、3338万3000円からの720Sと比べると450万5000円ほど高くなっている。


【マクラーレン 720S スパイダー】
全長×全幅×全高=4543×2161×1196mm(全幅はミラー展開時)
ホイールベース=2670mm
ドライブトレイン・レイアウト=縦置きミッドシップエンジン/RWD
車両重量=1332kg(乾燥重量)
エンジン=4.0リッターV型8気筒ツインターボ
最高出力=720ps(530kW)/7500rpm
最大トルク=770Nm/5500-6500rpm
0-100km/h加速=2.9秒
最高速度=341km/h(トップクローズ時)
トランスミッション=7速DCT
サスペンション=前後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ=前:245/35R19、後:305/30R20
車両本体価格=3788万8000円より

引用元: carviewCARIFEニュース一覧へ