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2017.12.01

旧式スポーツカー(RX-7やスープラ)の
失敗しない購入ポイント

現状最後のロータリーターボを搭載した<br>MAZDA RX-7(FD3S)

スポーツカー然とした佇まいで、現在でも高い人気を誇っているRX-7(FD3S)。
現在ではセンシティブなロータリーエンジンの特性やハードに使われ廃車になるなどの理由から残存する台数は減少の一途をたどっているため、状態の良好な車体を見つけるのがとても難しくなってきた。

オーナーの乗り方次第で状態が変わりやすいスポーツカーは、クルマの状態を測る物差しのひとつとして走行距離を見るのはポイントだ。しかし古いモデルは修復歴や、メーターの改ざんなどが多く走行距離だけで状態を判断するのは良くない。(あくまで目安でしかない)
実はロータリーエンジンは圧縮値が非常に重要で、通常は8~9kg/平方センチメートルとなっている。この数値を購入するときに着目し、9.5kg/平方センチメートル以上は状態が良いもの、逆に7kg/平方センチメートル以下だと状態が悪いと見れる。
もし7kg/平方センチメートル以下のエンジンの場合は、パワーが落ちている可能性が十二分にある。その場合はオーバーホールも視野に入れる必要があるだろう。

しかしこのエンジンの圧縮値は250rpmで計測しないと、正しい数値が把握できないとされている。そういったことから圧縮値を表示してくれているようなロータリー専門店で、アドバイスを受けながら購入するのが良いだろう。


TOYOTA 80スープラは<br>チューニングマシンとしての人気が高い

TOYOTA 80スープラは、強靭な耐久性を誇る2JZ-GTEエンジンが人気の理由で、世界中のチューナーからとても高い支持をされている。
こういった車種はエンジンルームをチェックするときに、オイルのにじみをチェックしてみよう。
各種配管系(ヘッドガスケット、タービン、インタークーラー)などに”にじみ”や明らかな漏れがあるような場合、その個体によほどなこだわりがなければお勧めしない。強靭なエンジンでも経年で劣化するためエンジンがきちんと動くか、バラツキがないか、音を聞いて確認してみてほしい。

またTOYOTA 80 スープラは、発売から20年以上が経過しているモデルもある。できれば試乗してボディのチェックしよう。
ドアなど開閉部から雨漏りしていたりガタつきがあることも考えれるからだ。


苦労はするが魅力的な90年代のスポーツカー

今でも乗りたい。そう思える魅力があるのが90年代のスポーツカーだが、購入するにあたって、注意するポイントが多いのは言うまでもない。
今回紹介した車種で中古車販売されている車両の多くが、スポーツカーゆえにハードなドライブに使用されたり、20年以上の年期が入ったものがほとんどだ。そのため比較的に高年式の車両で探したほうが、状態の良い車両に巡り合える可能性が高い。それでも古いものに乗るという「覚悟」は必要なことは忘れないでほしい。

当時は当たり前に存在し見かけていたころは魅力を感じていなかった人でも、時の経過で環境性能ありきの時代になってしまった現代だからこそ乗りたい衝動にかられている人も多いに違いない。
クルマが青春だった90年代を思い出し「クルマの持つ個性、魅力」をもう一度味わってみるのも、また大人の愉しみだ。

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