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イタリアのピニンファリーナは3月4日、ジュネーブモーターショーでコンセプトカー「バティスタ」を発表した。

老舗カロッツェリアが新たに興した「アウトモビリ・ピニンファリーナ」ブランドとして初モデルとなるバティスタは、エレガントかつピュアなEVのハイパーカーだ。創立者のバティスタ・ピニンファリーナにちなんだネーミングからも、ブランドの熱量が伝わってくる。


ジュネーブモーターショーでは3バージョンが展示され、ピニンファリーナでは内燃機関では達成できない異次元のパフォーマンスを発揮するとしており、出力の目標値は最高出力1,900馬力、最大トルク2,300Nmと設定している。これが実現すれば、バティスタはイタリアのハイパーカーとして最もパワフルなモデルとなり、加速性能はF1マシンを超える0-100km/h2秒以下、最高速は350km/h超だとという。

ボディは、クラッシャブルゾーン以外は、全てがカーボンファイバー製で、足回りも圧倒的なパワーに対応して強化。
前後21インチのホイールには専用開発されたピレリPゼロを装着するほか、ブレーキは前後390mm径のカーボンセラミックローターに6ピストンキャリパーを組み合わせたハイスペックなものを採用している。

クロアチアのリマック製120kWhバッテリーパックは、T字型に成型されセンタートンネルとシート背後に収まる。航続距離は450kmにまで達し、急速充電にも対応。長距離移動も苦にしないスペックを持つ。また、ゼロエミッションであることから、今後大都市で導入が進みそうな内燃機関自動車の進入規制の影響を受けないことも、バティスタのアピールポイントである。

最終的なスペック確定はまだのようだが、ピニンファリーナ設立から90年の節目となる2020年に、イタリアのトリノ郊外(カンビアーノ)にあるピニンファリーナ・スパ社で生産が開始されるとのこと。生産台数は150台と少なく、アメリカに50台・欧州に50台・中東とアジアに50台という内訳。価格帯としては、約2.3億円~約2.8億円なのだとか。とても貴重な一台となることは間違いないだろう。

引用元: carviewCARIFEニュース一覧へ