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第16回 国際オートアフターマーケット EXPO2018

展示会レポート

2018. 03. 20.

2018. 03. 20.

展示会レポート

第16回 国際オートアフターマーケット EXPO2018

毎年東京ビッグサイトで開催されており、早くも今年で16回目を迎えた車のアフターマーケットエキスポに取材に行ってきた。3月14日~16日の3日間開催された。

このエキスポは主に日本の企業が多いのだが、海外からの出展企業もかなりみられ約200社が出展していた。

塗装の実演や、車のコーティング、ドライブレコーダー、ブレーキパッド、サスペンション、毎月1万円で車が借りられるビジネス、最新の整備工場向けの機械工具、ホイールコーティング・ボディカラーリングなど車に関係するビジネスをしている企業が出展し賑わっていた。このエキスポを見ることで、自動車のアフターマーケットの市場の動きを捉えることが出来る。

このブースでは、ラッピングの実演をしていた。3Mのカラーラッピングの実演を観客の目の前で行っていた。作業スタッフが2名で、あっという間にベンツのボンネットをラッピングする。今でこそ、街中でもたまに走っているラッピングカー、自分のしたいカラーリングやデザインが気軽に出来るのが特徴だ。飽きたら、また新しいデザインにしていけば常に最新のデザインで車を走らせることが出来る。

作業スタッフ2人でボンネットを迷彩模様のラッピングをする。見事な仕上がりだ。
この作業時間はたった15分。3Mのフィルムは熱で伸びやすいため、ドライヤーを当ててラッピングを伸ばして、ボンネットの裏側に上手く巻き付けていた。

塗装ブースでは、車の塗装シーンを見せていた。これも毎回新しい塗装技術で見ている者を魅了する。今までは、塗装でボディのカラーリングをするのが一般的だったが、今ではボディを守る為のボディフィルムやガラスコーディング、ラッピングなど多岐に渡る。これも技術革新の結果だ。しかも、このガラスコーディングは、硬度を上げることで実は車だけでなく、建物のコンクリートの劣化防止などにも使用されている。

車のシートなどにも使用し始めているので、硬度と粘度のバランスがうまく取れるようになって付着するようになれば応用範囲は広くなる。


エンジンオイルで有名なフランス企業のモチュールも出展していた。
日本では、テクノイル・ジャポンK.K.(本社:神奈川県横浜市)が総輸入販売元となっている。
車好きなら知っているこのオイルは、オートバイのレースで知名度を上げ、現在ではスーパーGTでも使用される。
モチュールのエンジンオイルを使用しているチームは非常に多い。
今回は、このエキスポの為にスーパーGTで活躍している日産GT-Rを持ち込んでいた。


そして、今回BSサミット事業協同組合の理事、広報委員長の栄治氏と対談をさせてもらった。

実は世の中であまり知られていないのだが、自動車車体整備業界には明確なサービスの基準となるものがないことをご存知だろうか。

簡単に説明すると、もし車が事故等で壊れた場合、もちろん車を修理に出すだろう。自動車整備会社は日本ではどこでもあるため、修理を依頼する側はサービスは最低限のレベルで同じだと無意識に考えてしまうだろう。「整備士にお願いするのだから間違いはない」と。
しかし実際は修理されて直ってきたはずの車が、実は修理がいい加減だった!というのは日常的に起こっている問題なのだ。

なぜなら、修理は整備工場スタッフの腕が試されるため、頼んでみて結果を目にするまで、その整備しの腕がどの程度なのかわからないからだ。
そのため保険会社は腕が良いと思われる民間の整備工場を熟知しており、保険会社が指定する整備工場の場合は腕が良い整備工場に修理の依頼を出すことが多い。もちろん整備費が高い可能性が高いが、サービスは折り紙付きだ。

つまり逆に考えると、安いだけで、修理や整備自体がいい加減な整備工場ももちろんあるということになる。
どの業界でも同じで「安かろう悪かろう」だ。極端に安いには、安いなりの理由があるわけだ。

このBSサミット事業協同組合は、そういった現状を改善するべく「組合員は、認定を取ってしっかりしたサービスをお客様にしよう!」としているのだ。
利用する側は、整備工場を選ぶときに目安になって安心してサービスをお願いできるようになるだろう。

工場の認定制度の順番でいくと下記の順番になる。

  • TUV認定基準(上位)
  • エクセレント工場基準
  • BSサミット工場基準

組合の名前にもあるBSとは=「ベストサービス」、「ベストショップ」「ボディーショップ」の略だ。

海外、ヨーロッパやアメリカでは認定資格、TUV(ティフ)がある。アメリカでは特にこの厳格な認定の元、保険会社から整備工場に修理が必要な車の依頼が来るが、車の修理などにおいて不正があったら一発で取引停止になる。そのため、このTUVの認定を取っていることが非常にその整備工場がしっかりしたコンプライアンス、設備機器などを使用していることを証明していることになる。

特にこれから自動ブレーキの普及や自動運転の車などが増えてくる中で、車のボディのゆがみなどを修理した際に、フロントやリアのカメラやセンサーが修理の際に少しでも曲がったまま取り付けられたりしたら最悪だ。実際に道路で走っていた際に、誤認識や誤動作をしてしまう可能性が十分にあり、また事故にあう原因を作ってしまう。

修理したことが命取りになるなんて、これほど馬鹿らしいことはないだろう。

ドライバーが事故にあわない為にも、日本でもTUVの認定など明確な基準作りが必要だ。
もし車を修理に出すときは、私はこのBSサミット事業協同組合の会社をお勧めする。

BSサミット事業協同組合

子供の頃から、父親のハンドルを握るほど、車好きで、今まで20台以上乗ってきた。 20代から世界40か国以上旅をしてきた中で、多くの国で「その国のドライブの楽しさ」を経験してきた。 特に、「車のない生活」を18歳から経験したことがないくらい車好き。 「人生の価値観」その中心に「車がある生活の人」や「あまり興味がない人」に対して、「生活の一部にもなる車」をどう捉えているかということに深く興味を持ち、それを哲学として考えて始めている。
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