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アメリカ編 Vol.4:
マフィアが作り上げた「不夜城:ラスベガス」#01

海外でドライブしたくない?

2017. 08. 22.

2017. 08. 22.

海外でドライブしたくない?

アメリカ編 Vol.4:
マフィアが作り上げた「不夜城:ラスベガス」#01

ビバリーヒルズの街中から、フリーウェイで切り取ったような登りのきつい山道を走り、いざラスベガスへ。
フリーウェイ10号は、大型トラックなどの移動が多く平均速度は50㎞ほどで走っているため、必然的に私の車の速度も制限されてしまう。
しかも山道を切り開いた道が多いため、エンジンにも負担がかかりかなり熱くなりがちだ。エンジンのオーバーヒートだけは気を付けよう。

古いアメ車でいかにもメンテナンスをしていないという車が、エンジンから煙を上げ、高速道路の路上にボンネットを開けて止まっている景色を何度も横目にしながらラスベガスへ向かう。


見上げれば満天の星空
見たこともないような大きな星たち輝いていた
A sky full of stars if you look up. The big stars that I never saw were shining

カリフォルニア州からネバダ州に入れば、平坦な道が続くのでひたすらまっすぐに進む。
オープンカーで走っていたため、ふと夜空を見上げると満点の星空が広がっている。中には見たこともないような大きな星たちも輝いていた。
ラスベガスに行くなら夜のドライブがオススメなのはこのためだ。
満点の星空をカップルで眺めることができれば、「人生で最高のドライブの瞬間」を二人で味わうことができる。

ただネバダ州を走るときは注意が必要だ。
何故なら多くの道が真っ直ぐ過ぎるため、知らないうちに車を飛ばしがちだからだ。
それを狙って警察が木の陰に隠れていることも多く、スピード違反で捕まってしまうのだ。
万が一捕まった場合、罰金は日本に戻っても追いかけてくる。さらに支払いをしないままだと、アメリカの地方裁判所から呼び出しにまで進展しまうので注意しよう。
罰金は日本に帰ってきてからでもクレジットカードでも支払いは可能だ。
もし万が一捕まっても動揺せず落ち着いて欲しい。

ただ捕まった際に、警察から強力なサーチライトで照らされる。
その際も落ち着いて両手をあげて抵抗する意思がないことを示そう。
「フリーズ!」と言われた場合は、必ず止まろう。
ここではプリーズではなく「止まれ、動くな!」と言われているので、指示に従おう。
もしここで動いてしまうと、警察にピストルで撃たれてしまうこともある。気をつけよう。


24時間眠らない街「不夜城ラスベガス」A city that does not sleep for 24 hours “Late Vegas at night tonight”

1959年製に女性デザイナーのベッティ・ウィルスに設計された「Welcome to LAS VEGAS」のオリジナルサインを抜けて、ラスベガス街へ入る。

「不夜城:ラスベガス」
ネバダ州にあるこの広大な砂漠の中にある貧しい街を活性化させ、収益を上げていくにはどうしたら良いか?
その打開策として、ネバダ州は1931年にカジノを合法化した。
当時、1920年に禁酒法が成立したおかげで、裏ビジネスで酒を法外な値段で売っていたマフィアはかなり稼いでいた。その裏金で得たお金を使って今度はカジノビジネスに乗り出したのだ。

1946年にはマフィアの大ボス、ベンジャミン・シーゲルがその大金をはたいて、今でも存在するフラミンコホテルを建設した。
しかし、彼はマフィア間の抗争で翌年の1947年に暗殺された。

24時間眠らない街「不夜城ラスベガス」、マフィアの街が出来つつあった。

それらを見かねた大富豪のハワードヒューズがマフィアからカジノ・ホテルを買収し、ラスベガスの街の統治を始めた。
そして、ラスベガスに平和が訪れる。
それが今のラスベガスの流れだ。

そんなことを考えながら、ラスベガスの最高級ホテル「ベラッジオ」にチェックインした。

なぜ「ベラッジオ」が、ラスベガス最高級ホテルかはまた次回の記事でお届けしたい。

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