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アメリカ編 Vol.3:
サンタモニカからギャングスターの街へ

海外でドライブしたくない?

2017. 01. 24.

2017. 01. 24.

海外でドライブしたくない?

アメリカ編 Vol.3:
サンタモニカからギャングスターの街へ

サンタモニカの海岸から、ウィルシャー・ブルバードを走り、ビバリーヒルズ街を目指す。
訪れたビバリーヒルズの街中は、金曜の夜のせいか車で溢れかえっていた。
ビバリーヒルズは世界で一番多くのセレブ達が住む高級住宅街として有名だ。ビバリーヒルズに建っている住宅の平均価格が2億5000万円と聞けば納得してしまうだろう。ただ街そのものは非常に小さく人口も3万5000人程、街の大きさも麻布と六本木を足したようなサイズだ。

ビバリーヒルズ公園にある三角形の看板


全米で最も巨大な州カリフォルニア
そのメイン都市であるロサンゼルス
The nation’s huge state California.
Its main city Los Angeles.

今やカリフォルニア州は、全米で最も大きな州となり約3,800万人が住んでいる。
そのカリフォルニア州のメイン都市であるロサンゼルス(Los Angeles=スペイン語で、ザ・エンジェル)は、ニューヨークに次いで人口が多い1,000万人が住んでいる。白人が占めていたこの街も今やアメリカNo1の「メルティング・スポット」=(多人種が交わった場所)、つまり白人以外のヒスパニック系・アフリカ系・アジア系が入り混じった町に変貌している。

ビバリーヒルズの街中をドライブ

ロサンゼルスはアメリカ一のギャングスターの街で45,000人ほどのギャングがいることからも「アメリカにおけるギャングの首都」と呼ばれている。
車中にいながらも赤信号で止まるたびに危険を感じるダウンタウンから「リトルトーキョー=小さな東京」へ車を走らせていた。

しかし大きな通りを抜け、裏側の狭い道に入ったところで信号にひっかかってしまった。
僅かに焦りを覚えたその時、新聞や缶を持ったホームレス達が私の車めがけてやってきた。その数は10人を超えている。
日本のホームレスと違いアメリカ人のホームレスは積極的でかなり危険だ。車の窓ガラスを叩き割られ、お金をせびられることも多くある。もしかしたら、命を狙われるかもしれない。

ホームレスの集団が私の車まであと10mに迫った時、私はとっさに閃き、財布の中に入っていたありったけの小銭を道路にばらまいた。もちろん車からなるべく遠くに投げることも忘れてなかった。
私が投げた硬貨が地面に落ちる音が鳴った瞬間、車に向かってきていたホームレス達はいっせいに小銭の落ちた音の方向へ進路を変え、我先にと道路を転がる小銭に群がっていた。
それを見届けることなく、私は車のアクセルを思いっきり踏みこんだ。
タイヤが急なフル加速に悲鳴を上げながらホイールスピンを起こし、周囲にはタイヤの焼けるゴム臭さが立ち込めた。
しかし次の瞬間には、私の車は青に変わった信号機をバックミラー越しに一瞬だけ写し、その場を立ち去ることができた。
「リトル東京」そこは安全な日本の東京とは違い、とてもアンダーグランドな街だ。
ただ今も多くの日本人が住んでいると言われている。

ロサンゼルスのダウンタウン


ロサンゼルスの夜景を一望できる天文台へTo the observatory which can overlook the night view of Los Angeles.

リトル東京を走り抜けた後、「フリーウェイ101」に乗り、気分転換しようと思いたった私は、ロサンゼルスの街中を一望出来る「グリフィス天文台」を目指した。
日本であれば「関東平野」を見下ろすイメージだろうか。

ロサンゼルスは広大な平野にあるので、この天文台の設置してある山頂から、街中の夜景が一望できるのだ。
暗闇の中、オレンジ色に輝く大都会「ロサンゼルス」にはとても多くの民族が生活している。
そして今夜もこの街に住む人達、訪れた人達が様々なストーリーを作り出し生活している。このロサンゼルスに夢を抱いて入国してきた異民族が多く集まり、同じ社会の法律の元、日々の生活を営んでいる姿を山頂から想像すると、なんとも言えない気持ちで胸が一杯になった。
今夜はこの夜景を見て、哀愁を感じたままホテルに帰ることにした。

グリフィス天文台 / ロサンゼルスが一望できる


アメリカ編:ビバリーヒルズVol.4へ続く

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