
伊ランボルギーニが6月21日、幻とも言える「ミウラSVR」のレストアが完了したと発表した。
人気コミック『サーキットの狼』や、スケールダウンしたミニチュアモデルで登場し、日本でも有名となったミウラ。
ミウラSVRというのは、ミウラの中でも特別なモデルである。
なかでも、幻の「イオタ」は欠かせない存在だろう。
イオタはミウラをベースに テストドライバー、ボブ・ウォレスの手で1台だけ作られたエボリューションモデルである。“幻”となった所以は、事故によって永遠に無くなってしまったためであるが、その後、熱烈なファンの声によってランボルギーニはイオタのオマージュモデルを製作し、その時たった1台限定で作られたのがミウラSVRなのだ。
1968年に生産されたシャシーナンバー3781のミウラSは、1974年に当時のドイツ人オーナーからの依頼で、1年半という時間をかけてミウラSVRへとモディファイされた。
その後、1976年に日本人のオーナーに売却されるのをきっかけに当時のスーパーカーブームの中で伝説のモデルとなっていった。
今回、1年7ヶ月もの作業を経てレストアされたミウラSVRは、中山サーキットでお披露目された。4点式シートベルトやホールド性を高めたシート、脱着式ロールバーの3箇所が新たに装備されたものの、それ以外は完璧に当時のオリジナルの状態へ復元されている。固定式のヘッドライトやグラマラスなリアフェンダーなど、ベースモデルと趣を異にするレーシーな細部は、伝説と呼ぶのに相応しいオーラを放ってはなっている。
1974年のモディファイ時の資料を紐解きながら行われたレストアは、非常に困難な作業だったらしいが、ポロ・ストリコのエンジニアの手腕により感動の復活を遂げたのであった。