
6月17日、第86回 ル・マン24時間レースで悲願の初優勝を成し遂げたトヨタ。通算20回目となる挑戦で、最新のレーシングカー「TS050 HYBRID」でセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組の8号車が優勝し、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組みの7号車も2位表彰台を獲得。1-2フィニッシュという優秀の美を飾った。
ル・マン24時間レーススタート前の6月15日(金)に、トヨタはTS050 HYBRIDとほぼ同じ主要パーツで構成された「GRスーパースポーツコンセプト」を公開し、その市販化を発表。GRスーパースポーツコンセプトは今年の1月に開催された東京オートサロンで初披露されたが、その時には市販化はまだ決まっていなかった。
GRスーパースポーツコンセプトは、2.4LV6ツインターボチャージャーとトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載し、圧倒的なパワーと環境性能の両立がなされている。システム最高出力は1000ps。熱効率は50%と非常に高効率で、さらに高い値を目指して開発を進めていくという。
新しい取り組みに挑むトヨタは、市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくる試みに出た。
そうした思想から作られる、世界3大レースを制したレーシングカーからどんなスポーツカーが誕生するのか期待したい。
【 GRスーパースポーツコンセプト車両概要 】
エンジン=2.4LV型6気筒直噴ツインターボチャージャー
最高出力=735kW(1000ps)
ハイブリッドシステム=トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)
タイヤサイズ=前後330/710R18