2018. 12. 28.
スーパーカーのある生活
ランボルギーニ、アヴェンタドールLP 750-4 スーパー・ヴェローチェとウラカン・ペルフォルマンテを乗り比べてみる!
ニュルブルクリンクを6分台で走る2台のランボルギーニ、アヴェンタドールLP 750-4 スーパー・ヴェローチェとウラカン・ペルフォルマンテを乗り比べてみる!
ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでの7分を切る記録を作ったランボルギーニの勢いは止まらない。
昨年に、マンタイチームのポルシェGT2RSにトップの記録を塗り替えられてしまったが、最近のランボルギーニのサーキット場での速さには目を見張るものがある。上位10位にランボルギーニの3台が入っているのは、アウディ傘下に入る前のランボルギーニでは考えることが出来なった衝撃的な速さの進化だ。
特に最近では、市販車の争いはランボルギーニとポルシェの一騎打ちになっている。
今回乗り比べるランボルギ―の2台はドイツの有名なニュルブルクリンク北コースで7分の壁を破っている上位記録保持のスーパースポーツカーだ。
2015年の発表当時、強烈なインパクトを与え7分をきった6分59秒でニュルブルクリンク北コースを走った「アヴェンタドールLP 750-4 スーパー・ヴェローチェ」は、限定600台の生産車両である。
そして、2017年に発表したランボルギーニ・ウラカン・ぺルフォルマンテはその上位車両のアヴェンタドールLP 750-4 スーパー・ヴェローチェが作った記録を塗り替え、なんと6分52秒01を叩き出した車両なのだ。
わずか2年でV型12気筒の750馬力の限定モデルのスーパー・ヴェローチェの記録をV型10気筒の640馬力で塗り替えたのは凄い技術の進化といえる。
特にウラカン・ぺルフォルマンテが馬力で劣っていたが、タイムを伸ばせた秘訣が車両の軽さと同時に加速やコーナリングのブレーキング時に開閉するフラップ、エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーバによるところが大きく、タイムアップにダイレクトに関係している。
ボディは特殊なカーボンファイバーで作られたフォージドコンポジットを外側のフロントおよびリアスポイラー、ボンネットやリアバンパーに採用し、結果として通常のウラカンより40kgの軽量化に成功した。
アヴェンタドールSVは、ジュネーブ・モーターショー 2015で世界初公開された際には価格が税と輸送料込みで約5,860万円になると発表されている。
今やバブル期のように値段が上がっている都内の70平米のマンションが1部屋買える価格だ。高いか安いかは人の感覚によって異なるが、この車が人生に忘れられない衝撃を与えることは間違いない。
“スーパーヴェローチェ“(超速い)という名前を持つこのアヴェンタドールの限定モデルは、最高出力がベース・モデルの700馬力から50馬力上げて750馬力に引き上げられた自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジンが4輪を駆動し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度350km/h以上を出す。スーパースポーツカーの中では間違いなく公道で最も速いクルマの1つだ。今のご時世、自然吸気のエンジンは非常に貴重である。
ランボルギーニ・ウラカン・ぺルフォルマンテは0.1秒遅い、0-100km/hの加速は2.9秒。スーパーヴェローチェとほぼ変わらない加速力だ。素人ではその差はほぼ分からないレベルの違いがアヴェンタドールスーパー・ヴェローチェより約2000万円安い価格のウラカン・ぺルフォルマンテで乗ることが出来る。
スペック的には2000万円の差を感じさせないウラカン・ぺルフォルマンテはかなりお買い得なスーパースポーツカーと言える。
運転の際には、ドライブモードをストラーダ、スポーツ、コルサと切り替えられるが、コルサモードにすると、サーキット走行のモードになり、スーパー爆音モードになる。
加速する度に、また減速する度に、ランボルギーニサウンドが爆裂する。
当然、メーターモニターも走行モードによって、切り替わる。コルサモードでは、サーキット場での走行を前提にしているので、画面からナビは消える。完全にドライバーにやる気と集中力を出させるレッドゾーンが8500回転からメイン表示にしているメーターだ。
街中で、ランボルギーニのサウンドを1度聴いたら、耳から離れないと思うが、その爆音で2速、3速入れて都内を走ると、確実に、うるさすぎる!とパトロール中の警察に呼び止められる。
このスーパースポーツカーの2台、どちらも人生に極上のスパイスを与えてくれる
最高のランボルギーニだ。
スーパースポーツカーで走る際には、交通マナーやルールを守って前後の車両には十分に注意して走ろう。
PICKUP 一覧へ戻るホームへ戻る