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自動運転で、外環道 高谷JCTから川口JCTまで走れるか?

テストドライブ , 車✕非日常

2018. 06. 22.

2018. 06. 22.

テストドライブ

自動運転で、外環道 高谷JCTから川口JCTまで走れるか?

2018年6月2日に開通した、高谷JCTから川口JCTまでの約32㎞を、自動運手で走れるか試してみた。

今まで渋滞が多い首都高を通って関越道まで行かなければ行けなかったが、今回の開通で外環道が東関東道から大泉JCTまでつながり、上信越方面へずいぶんと楽に行くことが出来るようになった。

千葉方面(都内東エリアや千葉付近)から埼玉、群馬、新潟などに向かう関越自動車まで渋滞を回避して、一気に時間を短縮して抜けることが出来る。
しかも、金額は上限1020円。首都高に入って、外環道を通るルートだと金額も首都高速道路の金額分含めて、2倍近くかかっていたのが、支払い金額も抑えることが出来る。
高谷JCTからは、川口JCTまで1000円で、それ以上走っても大泉JCTまでは上限の1020円だ。美女木JCTまでも1020円、最終JCTの大泉JCTまで行っても1020円。

常磐道や東北道へ行くのもわざわざ首都高を使わなくて良くなるので、東関道から高谷JCT経由で向かった方が直線的で楽になった。

今回は、大谷JCTから川口JCTまで約32㎞の外環道を、半自動運転モード(ベンツのディスタンスパイロットモード)で走ってみた。

東関道から高谷JCTに入る。 東関道は真っすぐな道なので非常に分かりやすい。
しかも、まだ開通したばかりで、交通量が少ないから非常に走りやすそうだ。

雨の日のスリップ防止のグリップ性の高い路面を捉えて、左急カーブで外環道へ向かう。
最終の急カーブがきついため、侵入速度は80㎞/hだとブレーキをカーブの最後に踏んでしまいそうで、少し辛い。

少し走ると、高谷ICの入り口だ。

そして、表示板を確認し、いざ出発!

そして、トンネルの入り口に入っていく。

約半世紀かけてつないでいる外環道。今回開通した地下トンネルは、三郷JCTのちょっと手前の松戸市の水戸街道沿いまで地下トンネルでつないでいる。これは、都心部の地下を通り抜けているのだ。最近の土木の技術進化で、これまでは土地の買収や建物などの移転などで時間がかかった用地買収から、全て地下でつなぐ方法に切り替えている。ここ10年で一気に日本全国の高速道路がつながり始めている。

このことからも分かるように、1972年(昭和47年)に田中角栄首相が唱えた「日本列島改造論」が、今まさに40年の時を経て、技術進化のおかげで加速している状況だ。

これだけの高速道路網を、山や地下をつないで作って、狭い国土の中を高速網でつないでいるのは、世界を見渡しても日本くらいである。日本の土木技術のレベルの高さは、世界一と言ってもきっと過言ではない。
世界トップ水準の大成建設の技術、小断面円形シールドトンネルを合わせて地下空間を作り出す「リボルバー工法」は、これから世界中の多くの国で活躍していくだろう。

そして、いよいよ、ベンツの半自動運転モード(ディスタンスパイロットモード)に設定をする。

このモードで速度設定を80㎞/hに設定すると、前の車に合わせて自動で追随する。
前の車が加速すれば、上限を80㎞/sに設定しているので、80㎞/hまで一気に加速する。
また、前の車がブレーキを踏めば、こちらも自然とブレーキをかけてくれる。
仮に渋滞にはまって、前の車が完全に停まってしまっても、それに合わせてこちらも完全に停まる。
そして、前の車が走り出せば、こちらも前の車を追うように走り出す。

ベンツのこのディスタンスパイロットのブレーキングは、非常に軽やかで格別なフィーリングだ。
すごくスムーズにブレーキをかけてくれるので、全く違和感もなくギクシャクもしない。
左車線からいきなり目の前に車が入ってきて、危ない!と思っても、スムーズに急ブレーキをかけてくれるので、一般の運転手がブレーキを踏むより、乗っていて乗り心地が良く安心感がある。

足は、アクセルとブレーキから離したままにしておく。

前の車との距離も設定出来るので、前の車との車間距離を50mに設定しておく。
この設定で、安心の50mの車間距離を空けて走れるので、万が一何か直前にトラブルが発生しても対応が出来る。

急に左車線から車が飛び出してきても、急ブレーキをかけて、しっかり反応もする。

そして、左右の白い車線変更のラインが剥がれずに、しっかり書かれていれば、それに反応してハンドルが緩やかに回転して、道に沿って走っていく。

ただし、左右の白い車線変更のラインが剥がれていたり、薄くなっていたりするとセンサーが認識しないので、ラインがずれてしまいがちだ。
しかし、レーンアシストの機能もあるので、万が一センターの車線を超えようとすると、ブレーキがかかり、ハンドルをグッと強制的に戻してくれるので、車が元の位置に戻っていく。

しかし、完全自動化にはまだなっていない為、一定時間ハンドルを握っていないと警告が出る。
その際には、手をそっとハンドルに添えると、この表示は消える。
ちょっとハンドルを支えながら走行するラインを調整してあげれば、そのまま走っていく。

いよいよ松戸市の水戸街道に交差する辺りで地下のトンネルを抜け地上に出てきた。
それから三郷南ICの高速道路に差し掛かると、更新が追い付いていないナビ上でもようやく合流した。

そして、川口JCTから首都高に入る。
首都高に入ると、これまでの外環道の直線から、高速コーナーの連続コーナーに切り替わってくる。
その瞬間、ブラックペイントのホイールのランボルギーニ、ムルシェラゴが現れた。

さらに首都高の堀切JCTでは、ポルシェ911カレラが現れた。

今回は、ベンツのディスタンスパイロットモードで外環自動車道を高谷JCTから川口JCTまで走ってみて、交通量の少なさや直線的な路面、中央分離帯などの白線ラインもしっかり書かれていた好条件での走行だったので、安全に快適に走ることが出来た。

しかし、川口JCTから首都高に入ってからは、車の交通量の多さや高速コーナーの連続性、左右のICから入ってくる車の交通量などの多さなど悪条件が続き、さまざまなトラブルになる要素が非常に多いのが改めて分かった。
その為、今の道路事情では自動運転だけに頼ることはまだまだ難しいことが分かった。

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